アンケートサイトのマクロミルに会員登録するときには、数多くの個人情報の登録を要求されます。
ざっと挙げてみると以下の通りです。
氏名(姓・名)・フリガナ・メールアドレス・生年月日・年齢・職業・未既婚・子供の有無・同居人数・自宅住所・電話番号・使用している携帯電話会社・自動車・飲酒・年収・資産・利用しているSNS・ポイント振込先銀行・支店番号・口座番号・口座名義
「たかがアンケートに回答するだけこんなに大量の個人情報を登録しなければならないのはおかしい!」と感じて、ついつい偽名やデタラメな個人情報で会員登録をしたくなるかもしれません。
しかし、マクロミルに偽名・デタラメな個人情報を登録すると後悔する結果にしかなりませんので、絶対にやってはいけません。
偽名で登録してはいけない理由
利用規約違反
まず、マクロミルの利用規約には虚偽内容での会員登録を禁止する旨がはっきりと記されています。
第6条 モニタの禁止行為
1. モニタは、以下に該当する行為またはその恐れのある行為を行ってはならないものとします。
g. 虚偽または事実に反する情報の登録または調査回答をする行為マクロミルの利用規約より抜粋
これがマクロミルに偽名を登録してはいけない一番の理由です。
また、もしその旨が発覚した場合はモニタ資格の停止や抹消(= アカウント停止)すらあり得ます。
第12条 モニタ資格の一時停止・抹消
1. モニタが以下の事項に該当する場合、当社は、事前のモニタによる承諾を得ることなく、アンケート調査配信を停止し、またはモニタ資格を一時停止もしくは抹消することができるものとします。
b. 第6条の禁止行為に違反した場合マクロミルの利用規約より抜粋
禁止されているからやらないのは当然として、万が一実行した際のリスクも極めて大きいため偽名登録は行なうべきではないと言えます。
稼ぎやすいアンケートに参加できなくなる
マクロミルには様々な種類のアンケートがあります。
具体的には、
- 普通のアンケート(事前・本アンケート)
- サンプル調査(サンプル品の感想についてのアンケート)
- インタビュー調査(オンラインや電話によるアンケート)
- 会場調査(指定の会場を訪ねて、その場でアンケートに答える)
といったものなどがあります。
しかし、偽名や虚偽の個人情報を登録していると普通のアンケート以外には参加できなくなってしまうため、マクロミルで稼げる金額が大きく減ってしまいます。
その理由は以下の通りです。
- サンプル調査(モニター調査)
- 1件で数百円程度を稼げる。サンプル品が自宅まで郵送で届くが、偽名やデタラメな住所を登録しているとサンプル品を受け取ることができないので、参加不可となる。
- インタビュー調査
- 1件で数千円程度を稼げる。嘘の電話番号を記載していると連絡が取れないので、参加不可となる。
- 会場調査
- 1件で数千円~1万円超を稼げる。会場では身分証明書による本人確認が必須なので、参加不可となる。
いずれも1回で大きく稼ぐことができるチャンスなので、これらを逃してしまうのは非常にもったいないです。
普通のアンケートだけでもひと月に500~1,000円程度を稼げるとはいえ、稼ぐための手段は多いほうが良いと思います。
ポイントを換金できなくなる
マクロミルのポイント交換先は
の4種類がありますが、偽名で登録していると現金への換金ができなくなります。
というのも換金時の振込先金融機関の口座名義はマクロミルに登録している本人のものでなければならないからです。
従って、偽名だと必然的に登録している氏名と口座名義が一致しなくなるため、換金できなくなってしまうというわけです。
ちなみに「登録氏名と口座名義が同じでなければならない」というルールには、万が一アカウントの乗っ取りなどが発生した場合にポイントを(乗っ取り犯名義の口座へ)勝手に換金されてしまうのを防ぐ意味があります。
Gポイント・PeXを経由した場合もそれぞれの登録氏名と異なる名義の口座には振込できません。
逆に言えば、マクロミルを偽名にしてもGポイントとPeXが本名ならGポイント・PeX経由で換金可能できますが、それならば最初からマクロミルに本名を登録する方が早いです。
なお、ポイントを換金しなくても良いのであれば、Amazonギフト券なら一応交換できます。
商品については自宅まで商品が届く関係上、偽名やデタラメな住所だと受け取り不可なので交換できません。
本名・正しい情報で登録しよう
以上のようにマクロミルに偽名やデタラメな個人情報を登録することにはデメリットしかありませんので、マクロミルを利用するなら本名・正しい情報を登録しましょう。
マクロミルはオンラインリサーチ業務を長年手がけており、以下の記事で解説している通り個人情報保護の体制やシステムをきちんと整備しています。
過去に個人情報流出事件を起こしたこともなく、安心して利用できるアンケートサイトなので過度に心配する必要はありません。
それでも不安が拭えないというのであれば、もうマクロミルを利用を諦めるしかないと思います。
